3.悩みを解決できることを真っ先にアピールする

前回は、
行政書士のホームページのファーストビューに必要な要素として、

  1. 何ができるのか?
  2. レスポンスデバイス(電話番号、メールアドレス)
  3. 画像

の3種類があることをお話ししました。

今回は、この中で最も重要な
「何ができるのか?」を伝えることの重要性について解説します。

迷った脳はNoと言う!

心理学の実験で確かめられていることですが、
人間は選択肢が増えると、選択ができなくなってしまいます

あるお店で、商品を買ってくれたお客さんにおまけをプレゼントする実験をしました。

  1. 3種類のおまけの中からお客さんに好きなものを選んでもらう
  2. 5種類のおまけの中からお客さんに好きなものを選んでもらう
  3. 10種類のおまけの中からお客さんに好きなものを選んでもらう

その後、お客さんの満足度を調査したところ、
1の「3種類の中から選ばせる」ものが一番満足度が高かったという結果になりました。

選択肢が多ければ多いほど、
いいサービスと感じてもらえると思っている方が多いのですが、
現実はその逆で、選択肢が少ないほど、
言い換えれば、迷わないようにしてあげることが一番喜んでもらえるのです。

脳は、混乱すると必ずNoという答えを返します。
問題が次々に起こって、混乱状態になるとパニックを起こすのもこれが原因です。

検索者を混乱させないことが、
離脱されずに読み進めてもらう第一歩になります。

・・・混乱してしまいましたか?

何が言いたいのかというと・・・、

検索者は、何か困ったことがあって、
それを解決したいと思って検索エンジンを利用します。

その結果出てきた画面が、
自分の目的を解決できるかどうか
パッと見で、よくわからなっかたらどう思うでしょうか?

例えば、
農地転用のことを知りたいと思って開いたページに、

○○事務所です。
遺言・相続、会社設立、産業廃棄物許可、建設業許可、農地転用、離婚相談など
お気軽にご相談にください。

とあったら。

一瞬見ただけでは、
「農地転用をやってもらえるのか」わかりませんよね。

一方、

あなたに代わって農地転用の許可を申請します。
無料でご相談を承ります。
○○事務所 TEL~にご連絡ください

ではどうでしょう。

これなら、農転をやっていることが一目でわかりますし、
代行もしてくれる、相談にも無料で乗ってくれることが一目瞭然です。

相手の脳を混乱させずに、
問い合わせまで読み進ませることができますね。

ステップ1、ステップ2で、何度もお伝えしましたが、
事務所案内では成果が出ないと言った具体例がこれです。

悩みを解決できることを真っ先にアピールすべし

以上のことから、
ファーストビューで最も大事なことがお分かりになったでしょうか。

まとめると、
あなたが、何をできるのかを大きく書く
訪問者の悩みを解決できることを強くアピールする
ことです。

となると、問題は、
訪問者の悩みは何か分からないと、何を書いていいかわからない
ということなのですが、
これについては、あなたはもう答えを持っています。

ステップ2で行った、「ターゲットの設定」です。
この中で、見込客の悩み、よくある問い合わせの内容などを書き出しましたよね。

それが解決できることを、
ファーストビューに入れればいいんです。

検索者の目下の関心はそこにあるのですから、
それ以外が書いてあっても、注意をひきつけることはできません。

まず、こうして関心を持ってもらい、次の段階、
「ちょっと話を聞いてみようかしら」と思っていただいた時点で、連絡先が必要になります。

事務所の情報を与えるのは、この段階になってからで十分です。

ここで出てくるのが「レスポンスデバイス」。
次回は、レスポンスデバイスについて解説します。

4.レスポンスデバイスを目立たせる、に進んでください。


このページの先頭へ