10.スパム行為とSEOの関係について

スパムは検索エンジンの敵

検索エンジン(特にGoogle)は近年、
意図的に検索順位を上げようとする行為の排除に力を入れています。
こういったランキングの不正操作行為は「スパム」と呼ばれます。

スパムが横行すると、
ユーザーが本当に必要としている情報を押しのけて、
宣伝目的のサイトが上位表示されたりします。

そうなると、
ネットユーザーは必要な情報を得られない検索エンジンを
使用しなくなります。

Googleを筆頭とする検索エンジン各社の主な収入源は、広告収入です。

企業は、ユーザーが集まるからこそ広告を出すのであって、
人の少ない検索エンジンにお金を出したりしません。

ですから、検索エンジン各社にとって、
スパム行為が横行するのは死活問題なのです。

検索エンジンが躍起になってスパムを排除しようとするのは、
ユーザーの利便性と自社の存続がかかっているので、当然のことなんですね。

スパムのようなブラックな行為で上位表示できたとしても、
それは一時的なもので、
そのうち、検索圏外に飛ばされてしまいますから、
即刻やめるべきです。

最新のSEO情報に疲れた・・・

インターネット世界の流れは、どんな業界よりも早いです。
少し、ぼーっとしているだけで、あっという間に次の技術が導入されています。
浦島太郎もびっくりすることでしょう。

SEOの情報も同じで、
この間まで有効だった手法が、気が付いたらスパム扱いになっていて、
自分のサイトが圏外に吹っ飛んだ、などということが普通にあり得ます。

ですから、常に新しい情報にアンテナを立てて置く必要があります。

最新のSEO情報は、それだけ重要なのですが、
だからといって、行政書士が追いかけるべきものでしょうか?

行政書士の仕事は、クライアントの要望をかなえることです。
SEOの情報を追いかけることではありません。

SEOは、あくまで集客のための一つの手段でしかないんです。

ネット集客をする目的は、あなたの事務所の売上げを上げることですよね。

この部分を取り違えて、
手段を目的化してしまうと、
電話営業してきたSEO業者に多額のお金を払ったにもかかわらず、
売上が上がらないといった、最悪の状況に陥ることもあります。

実際、行政書士がSEO業者を相手取って裁判を起こした例もあります。
興味があれば調べてみてください。

最新の情報は次から次へと変わっていって、
追いかけていくと、そのうち疲れてしまいます。

そこで、
最も基本になることだけを学んで、
そこだけに集中していくのがおすすめです。

基本になるのは、やはり「Google検索エンジン最適化スターターガイド」です。
これにしたがってサイトを構築して、
後は、やってはいけないこと、
つまり、スパムに手を出さなければ、自然と評価されます。


検索エンジンが求めるサイトは、『ユーザーの役に立つサイト』。
これに尽きます。

ユーザーの役に立つコンテンツを作り上げることが
最高のSEOと言えるでしょう。

次回は、やってはいけないSEOに関して、
パンダアップデートのことをお話しします。

11.パンダアップデートの対策についての関係について、に進んでください。


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