9.良質なアクセスを呼び込む
インターネットから集客して売上につなげるためには、
アクセス数を増やすことが必要です。
しかし、ただ増やせばいいというものでもありません。
アクセス数には、
依頼につながるアクセスと、無駄なアクセスの2種類があるからです。
依頼につながるアクセスとは?
アクセスに、依頼につながるものとそうでないものがあると言いましたが、
これは、インターネットに限った事ではありません。
電話で問い合わせがあった時のことを思い出してみてください。
二~三のやり取りですぐ受任になる問い合わせと、
長々としゃべった末、結局依頼にならない問い合わせがありますよね。
この違いはどこから来るのでしょうか?
その答えは、見込客の依頼までの距離にあります。
先ほどの例の前者は、依頼までの距離が短い客、
つまり、「今すぐ客」です。
このような方は、
本当に困っていて、問題をすぐに解決したい、
依頼することは決めていて、一番最初にできると言った人に頼むつもりでいる、
などと考えている方です。
一方、後者はというと、
あまり困っている度合いは強くなく、
情報を集めたい、料金を比較したいなどと考えている方です。
言うなれば、「検討客」。
検討客は、そもそも依頼するかどうかも決まっていません。
ですから、検討客からのアクセスを集めても、
依頼に結びつきにくいのです。
ということで、
依頼に結びつきやすいアクセス、良質なアクセスとは、
「今すぐ客」からのアクセスということになります。
質のいいアクセスの例をいくつかご紹介しましょう。
車庫証明や移転登録など、
依頼者も相場を知っていて、誰がやっても同じ結果になる仕事。
周りにライバルがいない業種
他に扱っている同業者がいなくて、
ここに相談するしかないと相手に思われる場合。
要するに、
依頼をしたいと思っている見込み客の前に、
あなたのサイトが丁度現れればいいという結論になります。
ただ、こういう質のいいアクセスは同業他社も狙っていますので、
ライバルが多くなる傾向にあります。
そのため、競争に打ち勝つ戦術を実践するか、
競争を回避する戦略を立てる必要があります。
ライバルの強さにもよりますが、
競争の中に飛び込んで行くのは、おすすめできません。
競争を回避する方が、早く成果が出ると思います。
それを可能にするのが、何度も繰り返してきた、
「ターゲットの悩みを理解し、
検索ボックスに打ち込むであろう言葉を想定する」ことなのです。
無駄なアクセスが増えると、
応対する時間が増えるにもかかわらず売上が増えないため、
あなたの時給を下げることになります。
また、アクセスアップのために広告宣伝費を使っているとしたら、
無駄なアクセスのために経費を捨てているようなものです。
事務所経営の意味からも、
無駄なアクセスは減らした方が得策でしょう。
次回は、SEOに傾倒していくと、
つい陥りがちになる、スパム行為についてお話します。
スパム行為はサイトの評価を下げるので、十分に気をつけなければなりません。
10.スパム行為とSEOの関係について、に進んでください。