5.タイトルタグにすべてをかける
内部SEOで最も重要なもの、それは「タイトルタグ」
『SEOの内的要因で最も大切なものを一つ挙げよ』
そう問われたら、答えは間違いなく「タイトルタグ」になります。
「タイトルタグ」とは、HTMLソースコードの、
<title>~</title>の部分です。
この中に書き込む内容が、
あなたのサイトにアクセスを呼び込めるかどうかの8割を決めると言っても
過言ではありません。
ですから、ホームページで集客したいと思うなら、
タイトルタグの作成に全精力をかけて挑むことが必要です。
もし現在、あなたの事務所名しか入っていないのであれば、
即刻、改善してください。
このままでは、いつまで経っても、検索エンジン経由でお客様は来ませんよ。
タイトルタグには2種類の意味がある
タイトルタグを考えるにあたっては、
2種類の意味合いがあることに留意しなければなりません。
- 検索エンジン向けのタイトル
- 見込客向けのタイトル
タイトルタグは、言い換えれば、
検索者に対する「呼びかけ」です。
相手の注意を惹きつけて、自分の手元に来てもらうのです。
ですから大切なのは、
「相手が反応する呼びかけを行う」ことになります。
その相手には、
検索エンジンと見込客の2種類がいることを
初めに認識してください。
通常「SEO」と言ったら、検索エンジン向けの方策を指します。
ですから、まずは検索エンジン向けの対策を説明します。
基本は、上位表示させたいキーワードをタイトルタグに含めること。
これが大前提です。
例えば、『地域名+業種名』などです。
これが基本ですが、それだけでは不十分です。
特にライバルが多い場合、
表示された数多くのライバルサイトの中から
あなたのサイトを選んでもらわなければなりません。
これが「見込客に対する呼びかけ」の部分です。
ライバルよりも、相手の興味を引く見出しを書くことで、
自分のホームページに来てもらいやすくします
両方が揃って初めて、
あなたのサイトにアクセスが訪れると思ってください。
行政書士サイトのタイトルの付け方
私は、一貫して地域密着型の業種でホームページを作ることをおすすめしています。
それに従うと、タイトルタグの付け方は、自然と決まってきます。
第一に、『地域名+業種名』です。
それに事務所名を加えて『地域名+業種名+事務所名』も有効です。
これが基本形になります。
ライバルが少なくて、弱いのであれば、
これで充分、上位に上がってきます。
逆に、これができていなければ、
スタートの段階で、ライバルに引き離されていると言わざるを得ません。
検索エンジンは機械ですので、
考える基準になるのは単語、つまり「キーワード」単位です。
最初に、必要なキーワードをピックアップしてして盛り込むのですが、
これだと単語を並べただけになるので、無機質です。
例えば、
「○○町 相続 ジャパン行政書士事務所」
人間が見た時は、何とも不自然な感じがして、気持ち悪いですね。
もちろん、クリックされにくいです。
ここで、人間向けのSEOが必要になってきます。
見た人が興味を示す文章にします。
「○○町で相続を専門に扱うジャパン行政書士事務所」
さっきより、自然な感じがしますよね。
タイトルが特に重要になるのは、
検索結果に、似たようなことを書いているサイトがたくさん出てきた時です。
同じようなものがいっぱいあると、検索者はどれを選んでいのか分からなくなります。
「混乱した脳はNoと言う」
覚えていますか?
こうなると、機械的に1位のサイトをクリックしやすくなります。
その時、あなたのサイトが2位以下でも、クリックしてもらうためには、
検索者の興味を最も引き付けるタイトルである必要があります。
人がなぜ検索をするのかの理由を、思い出してください。
困っていることを解決するためですよね。
だとすれば、
同じような文言がたくさん出てきたとしても、
検索者は、最も自分の困りごとを解決できそうなタイトルをクリックします。
検索者の心理を読んで、
心をつかむことができるタイトルをつけることができれば、
多少、ライバルサイトの下位に表示されたとしても、
選ばれて、クリックしてもらうことができるのです。
ステップ2でターゲットを設定したのは、この時のためです。
クリックされやすいタイトルは、
ターゲットのことをよく知らないと考え付くことができません。
- ターゲットが何に悩んでいるか?
- ターゲットはどんな言葉をキーワードにして検索するか?
まだ考えていなかったのでしたら、
ぜひ一度立ち止まって考えてみてください。
アクセスを呼べるかどうかは、ここで大部分が決まります。
タイトルタグをつける際の注意点
タイトルタグをつけるときは、
全角30~32字以内にまとめましょう。
長いタイトルをつけても、32字以上は検索結果に表示されず、
省略されてしまいます。
個別ページのタイトルにも気を配る
最近のSEOの傾向として、
トップページにアクセスを集中させるのではなく、
個別ページごとにSEOをかけて、細かくアクセスを集めるのが主流です。
俗に言う、「ロングテール戦略」です。
※ロングテールとは、簡単に言うと細かい検索キーワードからのアクセスの流入です。
9.良質なアクセスを呼び込む、でも言及している、
依頼につながりやすい「質のいいアクセス」は、
ロングテールキーワードから集まります。
逆にビッグキーワードから来るアクセスは、
大量に来ますが、依頼に結びつきにくいです。
その理由は、ステップ2:ターゲットを設定する、
で相続を例にして説明しました。
ですので、下層ページのタイトルタグにも気を配って、
アクセスの取りこぼしを減らしましょう。
このほか、タイトルをつけるにあたって留意すべき点について、
姉妹サイトの【売上増加を願うあなたに贈るWeb行政書士のブログ~お店の集客方法研究会】にまとめてありますので、ご参照ください。
次回は、優良なコンテンツを作ることの大切さについてお話しします。
6.優良なコンテンツが評価される、に進んでください。